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首里城復興 連続シンポジウム 第2回が開催されました

状況の優れないない中、70名を超える方々がシンポジウムに参加されました。
定刻より開催された第2回のテーマは、
「再建に向けて -木材・職人・防災-」でありました。

司会は野澤 康氏(工学院大学建築学部長)
田野邉幸裕校友会長、後藤治理事長の挨拶がありました。

田野邉校友会長

 

 

 

 

 

 

後藤理事長
挨拶

 

 

 

 

 

 

首里城火災の概要と文化財建造物に於ける防災の課題 関澤 愛氏(東京理科大学教授)
生々しい火災現場のビデオ、問題点指摘、喚起された課題など資料を交え熱の入った、解説がありました。

 

木材について 安藤 直人氏(東京大学名誉教授)
文化財はたとえ災害に遭っても、修理して長きに亘ってそこにある。故に文化財である。
その材料としての木材は、切っては植え、その循環が大切である。
同じ木材を使うにしても現代の技術を以て、10年、300年文化財をもたせることが肝要である。

 

職人手配について 上田 忠司氏(竹中工務店 伝統建築グループ副部長)
大工と宮大工の賃金差が出来る竜について、なるほどの説明が有りました。
職人の構成については、文化財現地の宮大工との構成が大切とのこと。
現地の気候風土、環境に関する情報は地場の人間が一番良くわかっている。これを反映させなければ、完成はおぼつかない。
建設、修理が終わった後の、保守は現地の宮大工が担うことになる為、混成チーム作りが大切との話がありました。